食品添加物

クエン酸イソプロピル

●物質名 クエン酸イソプロピル
●用途名 酸化防止

 

主に油脂、バターの酸化を防止するために使われています。

 

食品添加物のクエン酸イソプロプルは、このクエン酸イソプロピルに
グリセリン脂肪酸エステルといわれる乳化剤を混ぜた混合物を使っています。

 

簡略名はクエン酸エステルといいます。

 

このクエン酸イソプロピルには使用限度があり原料1kg当たり0.01gの使用
とされています。

 

バターや油脂の中には微量に鉄やその他の金属イオンが存在しています。
その存在している微量の金属イオンが酸化を進行させているのですが、
その金属イオンとクエン酸イソプロピルはくっつくことで酸化を遅らせています。

 

動物実験を行った結果では犬に体重1kgあたり2.250gの服用をさせると半数が
死亡するという結果が得られました。推測で繁殖に影響がでると思われていた
ねずみを使っての実験では好ましくない影響はなんら見られなかったという報告があります。

 

しかし、酸化を遅らせている原理を見るだけでは危ない添加物というようには
見られない、こうしてどんどん目に見えない危険を持った添加物が生まれて行った
のではないかと思います。

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