食品添加物

安息香酸、安息香酸ナトリウム

●物質名 安息香酸、安息香酸ナトリウム
●用途名 保存剤

 

安息香酸は、マーガリン、しょうゆ、キャビアや清涼飲料水に使用されています。
合成保存料の一つで、カビや酵母などを静菌させる働きがあり、保存料として使用されています。

 

性状は、白色の結晶や結晶粉末でにおいがありません。
酸性になるほど効果を発揮し、アルカリ性に近づくほど、その効果は弱くなります。

 

安息香酸は、ADI(1日許容摂取量)と使用限度の両方が決められていています。
ADIは、1日体重1kgに対して、0〜5mgです。
使用限度は、マーガリンや果汁には1kgに対して1.0g、しょうゆや清涼飲料水に対しては0.60g、キャビアに対しては2.5gです。

 

安息香酸は、自然に存在する果実にも含まれていることが分かっていますが、やはり毒性があります。
ラットに対して毒性実験を行ったところ、尿失禁、過敏状態やけいれんなどの症状が現れました。

 

過敏状態が人間で起こると、鼻炎や皮膚にアレルギー症状を起こす可能性があります。
果物にも含まれている成分ですから、やはり安息香酸を含む食品の摂取しすぎには注意が必要です。