ツヤプリシン
● 物質名 ツヤプリシン
● 用途名 保存料
ツヤプリシンは保存料として使われています。主に、菓子類、麺類
生鮮食品などに含まれます。
ヒノキ科ヒバの幹枝や根からアルカリ性水溶液とヘキサンで抽出した
ものです。有効成分は、ツヤプリシン類です。
別名、簡略名はヒノキチオールといいます。ヒノキチオールの名前は
タイワンヒノキから由来しています。1930年代に野副鉄男氏が発見
したものです。
人への影響ですが、ねずみを使った実験で、ねずみの体重1s当たり
399〜504rを投与した時半数が死亡するという報告がされています。
人間致死量は20〜30グラムといわれています。研究者の間では、ヒ
ノキチオールを食品添加物として使用する際は厳重注意が必要とされ
ています。他の保存料の危険度と比べてみても高いことから見てなる
べく使用を避けた方がよいとされる添加物のひとつです。