ソルビン酸カリウム
●物質名 ソルビン酸カリウム
●用途名 保存料
ソルビン酸カリウムは、ソルビン酸と同様に一番使用されている合成保存料の一つです。
用途もソルビン酸と同様、ハム、ソーセージや漬物など、あらゆる食品に使われています。
また、自然の果物にも含まれている成分です。
殺菌効果はありませんが、食品の腐敗の原因となるカビや細菌の発育を抑制して、食品の品質を維持するために使用します。
これもソルビン酸と同様、酸性になるほど効果を発揮し、アルカリ性に近づくにつれて効果は弱くなります。
ADI(1日許容摂取量)と使用限度が定められています。
ADIは、1日体重1kgに対して25mg(ソルビン酸として)です。
使用限度は、原料1kgに対して0.050〜3.0gです。
人体への影響は、成長不順、腎臓肥大や発がん性などの可能性があります。
ソルビン酸カリウムは、毎日摂取する食品に多く含まれており、摂取する量も多いと考えられます。
ソルビン酸カリウムが含まれている食品を、意識して控えたほうがいいでしょう。