クチナシ赤色素
●物質名 クチナシ赤色素
●用途名 着色料
主に、冷菓、ガム、シロップ、茶そば、乾麺、リキュール、
飲料などを赤く着色する目的で使われています。
アカネ科クチナシの果実から、加熱した水で抽出して得られた
イリドイド配糖体とタンパク質分解物の混合物でグルコシダーゼ
を添加、分離して作られています。
クチナシにはクチナシ青色素に用いられているゲニポサイドとい
う物質のほかに、ゲニポサイド酸があり、そのゲニポサイド酸を
使うことで赤みを出すことが出来ることが発見され今日工業的生
産されています。
簡略名は、クチナシ、クチナシ色素といいます。
人への影響・危険性ですが、ねずみを使用した実験において、体重
1sあたり5g以上を投与すると、その半数が死亡するという報告が
えられています。他の実験で、陽性、陰性様々な結果が得られてい
ますが、クチナシ青、赤、黄色素の中では一番危険度が低いとされて
います。しかし、クチナシ色素自体がそれほど安全が高い添加物と
いうわけではないので注意が必要です。