ベニノキ末色素
●物質名 ベニノキ末色素
●用途名 着色料
ベニノキ末色素は赤く着色する目的で使われています。
ベニノキ科ベニノキの被覆物を含む種子を乾燥させ粉砕したもの
で作られています。
ベニノキ科ベニノキとは染色植物としてまた観賞用として広く、熱帯
亜熱帯に栽培されています。また野生化しているものもあります。
原産地は熱帯アメリカで、常緑の小高木です。熟した果実は橙色
の粘液質の種皮に覆われた種子です。この種皮からは橙色の染料で
ある、ビクシンが得られ、化粧品などに使用されています。この色素
には虫除けの効果もあるといわれています。
主色素はビキシン、ノルビキシンです。
別名は、アナトー色素、簡略名は、アナトー、アナトー末、カロチノイド、
カロチノイド色素、カロテノイド、カロテノイド色素、ベニノキ色素など
といわれています。
人への影響・危険性ですが、自然のものを原材料としているためさほど
危険性は、高くはないといえるでしょう。