コチニール色素
●物質名 コチニール色素
●用途名 着色料
主に、飲料、ジャム、トマト加工品、キャンディーなどを
橙色、青紫色に着色する目的で使用されています。
カイガラムシ科エンジムシの乾燥品体を加熱した水、または
エチルアルコールで抽出して作られています。
コチニール色素は天然のものを使用して作られる添加物とし
て有名ですが、この添加物は植物ではなく虫、を原料として
作られているのが特徴で、カイガラムシ科エンジムシという
虫はサボテン科ベニコイチジクなどに寄生しています。
主色素はカルミン酸です。
別名は、カルミン酸色素といい、簡略名は、カルミン酸、コチ
ニールといわれています。
人への影響・危険性ですが、ねずみを使用した実験において異常
は見られなかったが、細菌を使用して行われた突然変異性試験に
おいては陽性の結果が報告されています。
自然界のものを使用して添加物を作っているとはいえ虫を使って
まで着色をすることが果たして必要なのか疑問視される添加物です。