ファフィア色素
●物質名 ファフィア色素
●用途名 着色料
ファフィア色素は、橙色や赤色に着色するために使われている色素です。
酵母の培養液から、アセトン、エチルアルコール、エチルアルコール溶液、
ヘキサン、またはこれらの混合溶液で抽出、溶剤を除去して作られています。
主色素は、アスタキサンチンです。アスタキサンチンは、自然界に存在する天然
色素のカロチノイド系色素の一種です。主に藻類に含まれています。
魚介類の体にも蓄積されており、エビやカニなどに蓄積されているアスタキサンチン
はタンパク質と結合して青緑色で存在していますが、熱処理を行うことによって、
赤色に変化する物質です。
簡略名は、カロチノイド、カロチノイド色素、カロテノイド、カロテノイド色素
などと呼ばれています。
人への影響・危険性ですが、着色料としては、それほど危険性は高くないと言わ
れています。