● 物質名 アカネ色素● 用途名 着色料黄色または赤紫色に着色するために使われています。アカネ科セイヨウアカネの根から、水、温水、またはエチルアルコールで抽出して作られます。アリザリン、ルベリトリン酸などを主成分とする赤色の色素です。アリザリン、ルベリトリン酸はアントラキンという骨格を持つ化合物で熱や、光に対して安定です。また抽出時使われている水、やエチルアルコールに対して溶解する性質も持っていま...
着色料(天然添加物)記事一覧
● 物質名 アナトー色素● 用途名 着色料黄色または橙色に着色する目的で使われ、主に乳製品、焼き菓子、魚加工品に使用されている色素です。ベニノキ科ベニノキの種子の被膜物から、加熱した油脂、プロピレングリコールで抽出して得られます。その他の方法では、ヘキサン、アセトンで抽出して溶剤を除去して作る方法、加熱したアルカリ性水溶液で抽出して加水分解、中和して作る方法などがあります。主色素は、カロチノイド系...
● 物質名 アルカネット色素● 用途名 着色料アルカネット色素は赤色または赤紫に着色するために使われています。ムラサキ科アルカネットの根からエチルアルコールを使用して抽出したものです。主色素はアルカニンといいます。ムラサキ科アルカネットはヨーロッパ、アジアが原産の多年草です。別名アルカンナと呼ばれていて4〜7月頃、きれいな紫色の花を咲かせますが、毒性を持った種類のものがあります。根から赤い色素が得...
●物質名 アルミニウム●用途名 着色料アルミニウムは地殻を構成する元素の中で3番目に多い元素です。ボーキサイトを原料としてホール・エール法で生産されるのが今日の一般的な生産法です。私たちの身の回りのさまざまなものに使われている金属です。食品に使われる場合アルミニウムは着色の目的で使われています。人への影響・危険ですが、アルミニウムはアルツハイマーの原因となるとよく言われています。アルツハイマー病に...
●物質名 イモカロテン●用途名 着色料主に、黄色に着色、または栄養強化の目的で使われています。ヒルガオ科サツマイモの塊根から加熱した油脂、ヘキサン、又加圧下二酸化炭素で抽出して作られています。着色で使用した際には添加物表記が義務付けられていますが、栄養強化の目的で添加された場合は表示が免除されています。イモカロテンの主成分は、カロテノイドです。カロテノイドは天然に存在する色素でカロチノイドとも言わ...
●物質名 ウコン色素●用途名 着色料主に、カレー粉、漬物、ウィンナーソーセージ、果実シロップ漬け水産加工品などを、黄色に着色する目的で使われています。ショウガ科ウコンの根茎の乾燥品から、加熱した油脂、プロピレングリコール、エタノール、もしくは加熱されたヘキサン、アセトンで抽出して作られています。ウコンは亜熱帯アジアなどに広く分布しています。主色素は、クルクミンと呼ばれるものです。クルクミンは、水お...
●物質名 エビ色素●用途名 着色料主に、油脂製品、水産練り製品などを橙色、又は赤色に着色する目的で使用されています。イセエビ科ニシキエビなどのエビ類の甲殻または眼から、油脂で抽出されて作られています。主色素はアスタキサンチンです。アスタキサンチンは、エビなどの甲殻類のほか、藻の中にも含まれていて、後者は美容目的のサプリメントとしても使われています。簡略名は、カロチノイド、カロチノイド色素、カロテノ...
●物質名 オキアミ色素●用途名 着色料主に油脂製品、水産練り製品などを橙色または赤色に着色する目的で使用されています。オキアミ科オキアミまたは、ナンキョクオキアミの甲殻、眼から圧搾、分離して作られています。その他の方法では、アセトンで抽出、圧力をかけて、二酸化炭素で抽出するといった作り方があります。主成分は、エビ色素と同様、アスタキサンチンです。簡略名もエビ色素と同様、カロチノイド、カロチノイド色...
●物質名 オレンジ色素●用途名 着色料主に菓子類、氷菓子、柑橘系飲料などを黄色に着色する目的で使用されています。ミカン科アマダイダイの果実、果皮から搾汁して作られています。または、アセトンで抽出し溶剤を除去して作られています。主色素はキサントフィル、カロテンです。簡略名は、カロテノイド、カロテノイド色素、カロチノイド、カロチノイド色素、果実色素と呼ばれています。キサントフィルはテロペノイドの一種カ...
●物質名 カカオ色素●用途名 着色料主に、菓子類、冷菓、クリーム類、ウィンナーソーセージ、植物性たんぱくなどを褐色に着色するために使用します。アオギリ科カカオの種子を発酵させ、ばい焼きしたものを中和して作られています。カカオの原産地は中南米で現在は、アフリカ諸国を中心に生産されています。主色素は、アントシアニンが熱によって結合したものです。アントシアニンは抗酸化物質として知られるポリフェノールの1...
●物質名 カカオ炭末色素●用途名 着色料黒く着色するために使われています。アオギリ科カカオの種子の殻をばい焼きし手作られています。カカオ色素はばい焼きの後中和して作られていますが、それをカカオ炭末色素はばい焼きまででとめて作られています。そのため、主色素はカカオ色素とカカオ炭末色素とでは違います。カカオ炭末色素の主色素は炭素です。炭素は全元素の基準でもあり、私たちの身近な元素のひとつです。別名は、...
●物質名 カキ色素●用途名 着色料カキ色素は、食品を赤褐色に着色するために使われています。カキノキ科カキの果実を発酵、ばい焼きしたものを加熱したエチルアルコール溶液で抽出して作られます。他の方法としては、加温した弱アルカリ性水溶液で抽出、中和して作られる方法があります。主色素は、フラボノイドです。フラボノイドは天然に存在する化合物です。植物ではカロテノイド同様、酸素を多く発生する場所に存在していま...
●物質名 カニ色素●用途名 着色料主に、油脂製品、水産練り製品などを、橙色、赤色に着色する目的で使われています。ザリガニ科アメリカザリガニの甲殻、眼から、加熱した油脂で抽出して作られています。エビ色素やオキアミ色素と同様の役割を持っています。主色素はアスタキサンチンです。人への影響・危険性ですが、エビ色素、オキアミ色素と同様の主色素を持ち、同様の役割をすることも含め、危険性影響性も同じ程度と考えて...
●物質名 カラメルT●用途名 着色料主に飲料、しょう油、ソース、洋酒、菓子類、コーヒーなどを褐色に着色するために使われています。デンプン加水分解、糖蜜、糖類の食用炭水化物を熱処理して作るられています。他の方法では酸またはアルカリを加えて熱処理をして作られています。亜硫酸化合物、アンモニウム化合物を使用していないものに限られています。カラメルはT〜Wの4種類ありますが、すべて褐色に着色します。4種の...
●物質名 カラメルU●用途名 着色料主に、飲料、醤油、ソース、洋酒、菓子類、コーヒーなどを褐色に着色する目的で使用されています。デンプン加水分解、糖蜜、もしくは糖類の食用炭水化物にカラメルTでは熱処理するところを、カラメルUで亜硫酸化合物を加えて、酸またはアルカリを加えて熱処理して作られています。条件としてアンモニウム化合物を使用していないものに限られています。簡略名は、カラメル色素といい、別名は...
●物質名 カラメルV●用途名 着色料主に飲料、醤油、ソース、洋酒、菓子類、コーヒーなどを褐色に着色する目的で使われています。デンプン加水分解、糖蜜、また糖類の食用炭水化物にカラメルUでは、亜硫酸化合物を加えたところを、カラメルVではアンモニウム化合物を加えて、熱処理をして作られています。条件として、亜硫酸化合物を使用していないものに限ります。別名はカラメル、簡略名は、カラメル色素といいます。人への...
●物質名 カラメルW●用途名 着色料主に、飲料、醤油、ソース、洋酒、菓子類、コーヒーなどを褐色に着色する目的で使用されています。デンプン加水分解、糖蜜、または、食用炭水化物にカラメルTでは、使用しないとされていた亜硫酸化合物およびアンモニア化合物を加えて、酸またはアルカリを加えて熱処理をし、作られています。カラメルT〜Wの細かい分類の違いは、亜硫酸化合物もしくはアンモニア化合物が使われているか否か...
●物質名 カロブ色素●用途名 着色料淡い黄色に着色するために使われています。マメ科イナゴマメの種子の胚芽を粉砕して作られています。マメ科は双子葉類綱離花弁類バラ目またはマメ目に属する植物の分類のひとつです。イナゴマメは地中海沿岸地方を原産とします。水はけのよい土に植え、日当たりのよい場所で栽培します。冬の季節でも2〜3℃を維持して栽培します。また種子の重さは宝石の1カラットの重さで、宝石の重量の単...
● 物質名 魚鱗箔●用途名 着色料主に顔料に使われています。イワシ科マイワシ、タチウオ科タチウオ、ニシン科ニシン、の魚体、主に光沢のある魚の上皮部から、水、または弱アルカリ性水溶液で洗浄しエチルアルコールで抽出して作られています。使われている化粧品においては主にスキンケア商品に配合されています。また、ネイルなどの光沢を出すために使われています。主色素は不明ですが、グアニンを含んでいることがわかって...
●物質名 金●用途名 着色料着色、または製造溶剤として使われています。料理の飾り付けに使用また顔料としても使われています。ほとんど吸収されることはない物質です。安定した物質でどのような形状でも分散させて配合できます。柔らかく可鍛性があり重く、光沢のある金色をしています。古くから高価な金属として扱われアクセサリー等を作るために使われていたりもしています。アクセサリーとして私たちがよく付けているピアス...
●物質名 銀●用途名 着色料着色に使われています。また昔から食器などにも使われています。しかしヨーロッパの国々では頻繁に活用されていた食器ですが日本ではさびやすく、磨く手間もあることからあまり使用されていないということが現状です。金属の一種で貴金属に分類されています。熱伝導性は金属の中で金属の中で大きい。また別名しろがねとも呼ばれています。イオンの形では殺菌力があるため抗菌剤としても使用されていま...
●物質名 クサギ色素●用途名 着色料青色に着色するために使われています。クマツヅラ科クサギの果実からエチルアルコールで抽出して作られています。クマツヅラ科は双子葉植物に属する科で、熱帯を中心に分布します。一年草から高木までありつる性のものもあります。クサギは、日当たりのよい原野などによくみられる落葉小高木です。また葉に悪臭があることからこの名前がつけられたともいわれています。日本全土に生育し、国外...
●物質名 クチナシ青色素●用途名 着色料主に冷菓、ガム、シロップ、茶そば、乾めん、リキュール、飲料などを青く着色するために使われています。アカネ科クチナシの果実から、加熱した水で抽出したイリドイド配糖体とタンパク質分解物にグルコシターゼを添加、分解して作られています。元々中南米のクチナシは古くから青く染める着色の目的を果たしていましたが、日本原産のクチナシにも同じ効果が認められ開発されました。人へ...
●物質名 クチナシ赤色素●用途名 着色料主に、冷菓、ガム、シロップ、茶そば、乾麺、リキュール、飲料などを赤く着色する目的で使われています。アカネ科クチナシの果実から、加熱した水で抽出して得られたイリドイド配糖体とタンパク質分解物の混合物でグルコシダーゼを添加、分離して作られています。クチナシにはクチナシ青色素に用いられているゲニポサイドという物質のほかに、ゲニポサイド酸があり、そのゲニポサイド酸を...
●物質名 クチナシ黄色素●用途名 着色料主に、果物のシロップ漬け、栗きんとん、さきイカ、麺類、まめ菓子などを黄色に着色する目的で使われています。アカネ科クチナシの果実から、水、またはエチルアルコールで抽出して作られています。また、それらを加水分解した物も含まれます。主色素は、クロシン、クロセチンです。クロシンは、クチナシ以外にアヤメ科サフランの成分でもあります。簡略名はカロチノイド、カロチノイド色...
●物質名 クロロフィリン●用途名 着色料主に、冷菓、粉末食品、麺類、ガム、粉わさび、もち菓子などを緑色に着色する目的で使われています。アカザ科ホウレンソウ、アブラナ科カブ、アブラナ科ダイコンイラクサ科イラクサ、クロレラ科クロレラ、クワ科クワ、シナノキ科タイワンツナリ、セリ科ニンジン、マメ科クズ、マメ科ムラサキウマゴヤシ、ムラサキ科コンフリー、ユレモ科スピルリナその他の植物から、加温エチルアルコール...
●物質名 クロロフィル●用途名 着色料主に冷菓、粉末食品、めん類、ガム、粉わさび、もち菓子などを緑色に着色することに使われています。アカザ科ホウレンソウ、アブラナ科カブ、アブラナ科ダイコンイラクサ科イラクサ、クロレラ科クロレラ、クワ科クワ、シナノキ科タイワンツナリ、セリ科ニンジン、マメ科クズ、マメ科ムラサキウマゴヤシ、ムラサキ科コンフリー、ユレモ科スピルリナその他の植物から、加温エチルアルコール、...
●物質名 コウリャン色素●用途名 着色料赤褐色に着色する目的で使われています。イネ科コウリャンの実または殻から加熱したエチルアルコールまたは賛成エチルアルコールで抽出して作られています。また他の方法としては、アルカリ性水溶液で抽出、中和して作られています。コウリャンは中国、韓国、日本で栽培される1年生の草木です。アジア南西部などでは重要な食料として用いられているそうです。主色素としてはアピゲニニジ...
●物質名 コチニール色素●用途名 着色料主に、飲料、ジャム、トマト加工品、キャンディーなどを橙色、青紫色に着色する目的で使用されています。カイガラムシ科エンジムシの乾燥品体を加熱した水、またはエチルアルコールで抽出して作られています。コチニール色素は天然のものを使用して作られる添加物として有名ですが、この添加物は植物ではなく虫、を原料として作られているのが特徴で、カイガラムシ科エンジムシという虫は...
●物質名 骨炭色素●用途名 着色料黒く着色するために使用されています。ウシ科ウシの骨を炭化し、粉砕して作られています。主成分はリン酸カルシウムおよびその炭末です。リン酸カルシウムは自然界の動植物、もちろん人間にも同じことがいえますが、あらゆる細胞組織、器官等の中にありその生命維持にかかわる物質です。私たちの体(骨格)の中には1.9kg〜2.4kgが含まれています。リン酸カルシウムには3種類の異なっ...
●物質名 ササ色素●用途名 着色料緑色に着色する目的で使用されています。イネ科クマザサ、イネ科チシマグサなどのササの葉を粉砕して作られています。イネ科は被子植物単子葉類で種類はおよそ10000種の巨大な科から出来ています。昔はかほんか、ホモノ科とも呼ばれていたそうです。クマザサは山地に生育しササでも大型のササ類を一般的にさすときが多いといわれています。主色素はクロロフィルです。クロロフィルはアカザ...
●物質名 シコン色素●用途名 着色料主に赤色または赤紫色に着色するために使われています。ムラサキ科ムラサキの根から、エチルアルコールで抽出して作られています。ムラサキ科というのは双子葉植物の科で約2000種からなるとても巨大な科です。その中のムラサキは多年草で初夏から夏にかけて白い花を咲かせる植物です。根は暗紫色で抗炎症作用、創傷治療の促進作用、殺菌作用などがあり漢方方剤に配合されていたりしていま...
●物質名 シタン色素●用途名 着色料紫赤色に着色するために使用されています。マメ科シタンの幹・枝から、水もしくは加熱されたプロピレングリコール、または加温エチルアルコールで抽出して作られています。マメ科は双子葉綱離花弁バラ目またはマメ目に属する植物の分類のひとつのことをいいます。マメ科シタン属ではカリンが有名です。カリンはマメ科シタン属の広葉樹でタイやミャンマーなどの東南アジアからフィリピンなどで...
●物質名 スオウ色素●用途名 着色料スオウ色素は主に飲料、キャンディ、ゼリーなどを黄色、または赤色に着色するために使われる添加物です。マメ科スオウの心材から、水または弱酸性水溶液で抽出して作られています。マメ科スオウはインド・マレーシア原産です。ブラジルの国名になった木で、色素の名前もそこから任命されました。酸化しやすく、酸化すると染めた色がくすんだ色になります。安価なため紫色の代用に使われたりし...
●物質名 スピルリナ色素●用途名 着色料スピルリナ色素は青色に着色するために使われる着色料です。ユレモ科スピルリナの全藻から、水で抽出して作られています。ユレモ科スピルリナとは、藍藻鋼ユレモ科の食用藍藻類です。糸状の藻体で螺旋状をしています。またたんぱく質と食物繊維を多く含んでいます。主色素はフィコシアニンです。別名はスピルリナ青色素で、簡略名はスピルリナ青といいます。人への影響・危険性については...
●物質名 タマネギ色素●用途名 着色料タマネギ色素は黄色に着色するために使われる着色料です。ユリ科タマネギのりん茎から、加熱した水、エチルアルコール溶液で抽出して作られています。その他の方法としては、加熱弱アルカリ性水溶液で抽出、中和をして作られる方法もあります。タマネギとはユリ科の多年草です。しかし、園芸で扱われる場合は1年草または2年草として分類されています。日本では戦前、葱頭という和名が正式...
●物質名 タマリンド色素●用途名 着色料タマリンド色素は赤褐色に着色するために使われる着色料です。マメ科タマリンドの種子をばい焼きして、加温弱アルカリ性水溶液で抽出、中和して作られています。タマリンドとは、マメ科タマリンド族の常緑の高木で果実を食用とする植物です。アフリカの熱帯が原産で、インド、東南アジア、アメリカなどの熱帯地域で栽培されています。主色素はフラボノイドです。フラボノイドとは天然に存...
●物質名 デュナリエラカロテン●用途名 着色料デュナリエカロテンは黄色に着色、栄養強化の目的で使われている添加物です。オオヒゲマワリ科デュナリエラの全藻から、加熱した油脂、または常温、加熱したヘキサンもしくは、加圧下二酸化炭素で抽出して作られています。オオヒゲマワリ科デュナリエラとは塩濃度の高い、塩湖に生息しています。カロテノイドを大量に生産するため湖が赤く染まります。主な生息地としてはアメリカや...
●物質名 トウガラシ色素●用途名 着色料トウガラシ色素は、主に米菓、ドレッシング、練りウニ、佃煮、魚類缶詰、餅菓子などを橙色、赤色に着色するために使われる着色料です。ナス科トウガラシの果実から、加熱油脂で抽出して作られています。その他の方法ではエチルアルコール、ヘキサンで抽出して作る方法やこれらより加熱・加圧下で二酸化炭素によって辛味部分を除去して作られる方法です。主色素はカプセンチン類です。別名...
●物質名 トウモロコシ色素●用途名 着色料トウモロコシ色素は主に、水産練り製品、めん類、冷菓、菓子類などを黄色に着色するために使われる添加物です。イネ科トウモロコシの種子から油脂、またはヘキサン、イソプロパノールで抽出して作られています。トウモロコシはイネ科の一年生植物です。主色素はゼアキサンチンです。ゼアキサンチンはルテインとともに人の網膜に存在するカロテノイドとして知られている物質です。またゼ...
●物質名 ニンジンカロテン●用途名 着色料ニンジンカロテンは黄色や橙色に着色するために使われる添加物です。セリ科ニンジンの根の乾燥物から、加熱油脂、またはヘキサン、アセトン、もしくは加圧二酸化炭素で抽出して作られています。ニンジンはセリ科ニンジン属の野菜で、1-2年草です。アフガニスタンが原産ですが東洋と西洋で種類が異なり、西洋は太くて短く、東洋は細くて長いニンジンです。主成分はカロテノイドといい...
●物質名 パーム油カロテン●用途名 着色料パーム油カロテンは、黄色や橙色に着色するために使われています。ヤシ科アブラヤシの果実から作られるパーム油を基に、シリカゲルで吸着、ヘキサンで、分離して作られています。その他の方法としては、パーム油の不けん化物から、加熱メチルアルコール溶液で分別して作られる方法があります。アブラヤシはヤシ科アブラヤシ属に分類される植物です。アンゴラやガンビア周辺の西アフリカ...
●物質名 ビートレッド●用途名 着色料ビートレッドは主に、和洋菓子、菓子類、冷菓、氷菓子などを赤色に着色する目的で使われている着色料です。アカザ科ビートの根から、搾汁したもの、または水、酸性水溶液、もしくは、エチルアルコールで抽出して作られています。アカザ科というのは、双子葉植物の科の1つです。大部分が草で乾燥地や海岸に生息しているものが多く、塩生植物もあります。またベタインという成分を含むものも...
●物質名 ピーナッツ色素●用途名 着色料ピーナッツ色素は赤褐色に着色する目的で使われています。マメ科ピーナッツの渋皮から、加熱した水、またはエチルアルコールで抽出して作られています。マメ科ピーナッツはマメ科ラッカセイ属の一年草です。別名は、ナンキンマメと呼ばれています。食用とする場合は種子を指す場合が多い。ラッカセイとは原産地が南米であるとされていますが、今では多くの場所で栽培されています。簡略名...
●物質名 ファフィア色素●用途名 着色料ファフィア色素は、橙色や赤色に着色するために使われている色素です。酵母の培養液から、アセトン、エチルアルコール、エチルアルコール溶液、ヘキサン、またはこれらの混合溶液で抽出、溶剤を除去して作られています。主色素は、アスタキサンチンです。アスタキサンチンは、自然界に存在する天然色素のカロチノイド系色素の一種です。主に藻類に含まれています。魚介類の体にも蓄積され...
●物質名 ブドウ果皮色素●用途名 着色料ブドウ果皮色素は、主に、飲料、ガム、ワイン、ジャム、アイスクリームなどを赤色または、赤紫色に着色する目的で使われています。ブドウ科アメリカブドウ、あるいは、ブドウ科ブドウの果皮から、水で抽出して作られています。ブドウ科ブドウは蔓性植物です。原産はペルシアやカフカス、また北アフリカなどと言われています。日本では、中国から輸入され今に至ります。ブドウは私たちがよ...
●物質名 ペカンナッツ色素●用途名 着色料ペカンナッツ色素は、褐色に着色する目的で使われています。クルミ科ピーカンの果皮や渋皮から、加熱した水、エタノール溶液で抽出して作られています。またその他の方法としては、加熱した酸性水溶液で抽出、中和して作られています。クルミ科ピーカンとはクルミ科の落葉高木、およびその種実です。アメリカ中西部、ミシシッピ川流域からメキシコが原産地とされています。日本では、九...
●物質名 ヘストコッカス藻色素●用途名 着色料ヘストコッカス藻色素は、橙色、または赤色に着色する目的で使用されています。コナヒゲムシ科ヘストコッカスの全藻を乾燥し、粉砕したものを二酸化炭素で、抽出して作られています。その他の方法としてはエチルアルコール溶液、エチルアルコール、アセトン、ヘキサン、またはこれら2種類以上を混合させて、それらを抽出し、溶剤を除去することで作られています。コナヒゲムシ科と...
●物質名 ベニコウジ黄色素●用途名 着色料ベニコウジ色素とは、主に、畜産加工品、赤飯、魚肉漬物、あん類、水産練り製品などを、黄色に着色する目的で使われています。子のう菌類ベニコウジカビの培養液を乾燥、粉砕したものを、加温弱塩酸酸性エチルアルコールで抽出、中和して作られています。子のう菌類ベニコウジカビとは糸状の菌の一種です。この菌は古くから中国や台湾において紅酒や豆腐などの発酵食品に利用されていま...
●物質名 ベニコウジ色素●用途名 着色料ベニコウジ色素は主に畜産加工品、赤飯、魚肉漬物、あん類、水産練り製品などを赤色に着色する目的で使われています。子のう菌類ベイコウジカビの菌体からエチルアルコール溶液またはプロピレングリコール溶液で抽出して作られています。ベニコウジ黄色素とはとてもよく似ていて、着色に使われている製品も同じような製品が多いです。違う点としては、ベニコウジ色素は培養液を使って抽出...
●物質名 ベニノキ末色素●用途名 着色料ベニノキ末色素は赤く着色する目的で使われています。ベニノキ科ベニノキの被覆物を含む種子を乾燥させ粉砕したもので作られています。ベニノキ科ベニノキとは染色植物としてまた観賞用として広く、熱帯亜熱帯に栽培されています。また野生化しているものもあります。原産地は熱帯アメリカで、常緑の小高木です。熟した果実は橙色の粘液質の種皮に覆われた種子です。この種皮からは橙色の...
●物質名 ベニバナ赤色素●用途名 着色料ベニバナ赤色素は主にらくがんなどを赤色に着色する目的で使われています。キク科ベニバナの花やその花を発酵させたもの、または酵素処理したものから、黄色素を除去し、弱アルカリ性水溶液で抽出、中和して作られています。キク科ベニバナとはキク科ベニバナ属の植物で、末摘花とも呼ばれています。主に紅色染料の原材料を目的として栽培されています。日本では江戸時代、山形県で盛んに...
●物質名 ベニバナ黄色素●用途名 着色料ベニバナ黄色素は主に、無糖レモン、ヨーグルト、乳酸飲料、ガム、菓子類、麺類などを黄色に着色する目的で使われています。キク科ベニバナの花から、水で抽出して作られています。キク科ベニバナとは別名末摘花という名前をもつ植物です。日本では昔山形県で栽培が盛んでしたが、今では中国産や、化学染料に押され観光のために少量栽培されているだけという現状になっているようです。主...
●物質名 マリーゴールド色素●用途名 着色料マリーゴールド色素は、黄色に着色する目的で使われています。キク科マリーゴールドの花からヘキサンで抽出して作られています。キク科マリーゴールドとはキク科タゲタス属に属する植物の一群を示していて、日本では園芸植物です。5~6月にかけて花が咲きます。独特の強い香りをもち、観賞用の目的で栽培されています。根には線虫防除効果があり作物の間に植えられていたりします。...
●物質名 ムラサキイモ色素●用途名 着色料ムラサキイモ色素は主に紫赤色に着色する目的で使われています。ヒルガオ科サツマイモの紫色の塊根を乾燥、粉砕して作られています。またほかの方法としては、水もしくは、弱酸性水溶液で抽出して作られています。ヒルガオ科サツマイモとは別名、甘藷、カライモ、琉球イモなどといわれる植物です。仲間には、朝顔やヨウサイがあります。中でも朝顔の花とサツマイモの花はとてもよく似て...
●物質名 ムラサキトウモロコシ色素●用途名 着色料ムラサキトウモロコシ色素は赤色または紫赤色に着色する目的で使用されています。イネ科トウモロコシの紫色の種子から、加熱した水、または弱酸性水溶液で抽出して作られています。イネ科トウモロコシとは、イネ科の一年生植物で、普段私たちの周りで食用や家畜の食料、またでんぷんや油の供給源としてとても重要な役割を果たしている植物です。日本では、トウキビ、ナンバ、ト...
●物質名 ムラサキヤマイモ色素●用途名 着色料ムラサキヤマイモ色素は主に紫赤色に着色する目的で使われています。ヤマノイモ科ヤマイモの紫色の塊根から、水または、弱酸性水溶液で抽出して作られています。ヤマノイモ科ヤマイモとはとはヤマイモノ属の植物で、またはその芋として発達した担根体です。本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に分布しており、つる植物です。元来は野生のものですので山に行って掘ってくるというのが...
●物質名 ラック色素●用途名 着色料ラック色素とは主に、清涼飲料水、ゼリー、キャンディーなどを赤く着色する目的で使われています。カイガラムシ科ラックカイガラムシの分泌する樹脂状物質を水で抽出して作られています。カイガラムシ科ラックカイガラムシとは、カメムシ目・ヨコバイ亜目に分類される昆虫の総称です。果樹や観賞用樹木の害虫となるものが多いが分泌される物質が色素として使われている虫です。熱帯、や亜熱帯...
●物質名 ログウッド色素●用途名 着色料ログウッド色素は主に黒褐色に着色する目的で使用されている着色料です。マメ科ログウッドの心材から、加熱した水で抽出して作られている添加物です。マメ科ログウッドとは別名カンペシアボクと呼ばれています。心材は紅色で染料、色素、インクなどに使われています。原産国はベリーズまたは南米です。ベリーズの国旗にはこの木の葉が描かれています。またログウッドの花には芳香があり、...