食品添加物

ベニコウジ黄色素

●物質名 ベニコウジ黄色素
●用途名 着色料

 

ベニコウジ色素とは、主に、畜産加工品、赤飯、魚肉漬物、あん類、
水産練り製品などを、黄色に着色する目的で使われています。

 

子のう菌類ベニコウジカビの培養液を乾燥、粉砕したものを、加温弱
塩酸酸性エチルアルコールで抽出、中和して作られています。

 

子のう菌類ベニコウジカビとは糸状の菌の一種です。この菌は古くから
中国や台湾において紅酒や豆腐などの発酵食品に利用されています。
また最近ではコレステロール値降下や血圧降下の効果を持つことがわかり
健康食品として注目を集めたり、また赤色色素をもつこともわかります
ます注目されています。

 

主色素はキサントモナシン類です。

 

別名は、モナスカス黄色素、簡略名は、モナスカス、モナスカス色素と
呼ばれています。

 

人への影響・危険性ですが、ねずみを使った動物実験では、ねずみ1kg
あたり、60g以上を投与するとその半数が死亡するという報告がされて
います。基本的に突然変異試験、毒性額影響も見られていない、危険性は
高くないといえる添加物です。

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